2025/12/21

結婚式のお礼状の書き方や相手別文例まとめ

結婚式のお礼状を書こうと思っても何を書けばいいのか、失礼にならないか、

相手によって内容を変えるべきかなど不安を感じる方はとても多いです

けれどお礼状は気持ちを形にして伝えられる大切なマナーで

正しく送るだけで相手に与える印象が大きく変わります。

 

そこで今回は、基本の書き方から相手別の文例よくある悩みへの回答まで

分かりやすくまとめているので初めてでも安心して準備ができます

これからお礼状を書き始める皆様が自信を持てるよう

やさしい視点で丁寧に解説していきます!

 

 結婚式のお礼状の基本構成

 1 初めの挨拶(前文)

結婚式のお礼状は最初の一文で相手への敬意が伝わるかどうかが決まるため

季節の移ろいに触れながら温かい気持ちで書き始めることが大切です

 

まずは「お元気でお過ごしのことと思います。」といった柔らかな挨拶で

読み手の心を整えそのうえで、先日の結婚式にご参列いただいたことへの感謝を丁寧に伝えます

特にお忙しい中時間をつくって足を運んでくれたことや

晴れの日を一緒に迎えてくれた喜びを素直に言葉にすると心の距離がぐっと近づきます。

 

前文は長く書きすぎず、相手が気持ちよく読み進められる流れを整えることが大切です。

 

2 メインの文章(主文)

結婚式当日の心に残った出来事を思い出しながら

相手への感謝を具体的に伝えることが主文のポイントです

 

遠方から駆けつけてくれたことや忙しい中、時間をつくってくれたことなど

相手がしてくれた行動に触れると気持ちがより真っすぐ届きます。

また、これまでの関係性の中で支えてくれた瞬間を一つ挙げると

感謝の深さが伝わりやすくなります

 

さらに結婚式で交わした言葉や笑顔など

当日の空気を少し添えることで温かい余韻のあるお礼文になります。

 

3 結びの挨拶(末文)

お礼状の最後は、これからも良い関係を続けたいという思いが伝わる

柔らかな挨拶で締めくくることが大切です

 

今後も変わらぬお付き合いをお願いしたい気持ちや

相手の健康を気遣う言葉を添えると温かい余韻が残ります

また季節に合わせた挨拶を入れると

上品な印象になり読み手への思いやりも自然に伝わります。

 

主文まででしっかり感謝を伝え、

末文は穏やかにまとめることで

優しい空気のままお礼状を結ぶことができます。

 

 結婚式のお礼の仕方・お礼状を送るタイミング

【両家の親】実家を訪問してお礼を伝える

結婚式後に最初に感謝を伝える相手は両家の親であり

実家へ直接足を運ぶことには大きな意味があります。

 

対面で思いを伝えることで、支えてくれた時間や気持ちに誠実に向き合う姿勢が

より伝わりやすく、言葉だけでは届かない安心感も届けられます。

 

訪問時は結婚式当日のサポートへのお礼に加え

準備期間の励ましや金銭面での支援への感謝

今後の新生活を大切に築いていく決意を丁寧に伝えましょう

 

写真や式のエピソードを共有すると

親にとっても特別な時間となり

これからの家族としての関係がより温かく深まります。

 

 【親族】電話後にお礼状を送る

親族へのお礼は電話で先に気持ちを伝え、その後にお礼状で

丁寧に補う流れが最も失礼がなく安心して受け取っていただけます。

電話では結婚式へ来てくれたことや当日の助けに対して

率直に感謝を伝え、短時間で気遣いの負担をかけないことが大切です

 

さらにお礼状では当日は伝えきれなかった具体的な思い出や言葉を残し

新生活への抱負や

今後も変わらずお付き合いをお願いしたい気持ちを添えると温かい印象になります。

 

紙にしたためることで気持ちが形として残るので

距離がある親族にも心のこもった礼儀としてしっかり届きます。

 

【主賓・上司・先輩】対面でお礼を伝え後日お礼状も送る

主賓や職場の上司先輩へのお礼は、

まず対面で丁寧に感謝を伝えそのうえで

後日お礼状を送る二段階のマナーが最も格式に沿った対応になります。

 

対面では出席へのお礼に加え、祝辞やスピーチ職場での支えに対する敬意を

端的に伝え相手の時間を尊重する振る舞いが大切です

 

さらに後日届くお礼状では、当日の言葉では伝えきれなかった感謝や

学びを改めて文章で残すことで礼節を重視する方にも誠意が明確に伝わります

丁寧な書面は社会人としての姿勢を示す大切な要素でもあり

今後の関係をより良い形で続けていくための信頼にもつながります。

 

【友人・同僚】メール後お礼状を送る

友人や同僚には、まずメールで感謝を伝えることで

式後すぐに気持ちを届けられ距離感に合った自然なコミュニケーションになります

 

ただメールだけでは形式的なお礼として十分ではないため

後日あらためてお礼状を送ることで大切に思っている気持ちが丁寧に伝わります。

お礼状では、当日のエピソードや支えてくれた場面への感謝を

少し詳しく書き添えると関係性に合った温かさが生まれます。

 

仕事仲間には忙しい中で来てくれたことへの気遣いを一言添えると

より配慮が伝わり大人のマナーとしても安心できる形になります。

 

【祝電やお祝いをもらった人】お礼状と内祝いを送る

祝電やご祝儀をいただいた方には参列の有無にかかわらず

まずはお礼状で心を込めて感謝を伝えることが基本です。

式当日の様子やいただいた言葉に励まされた気持ちを

丁寧に書き添えることで距離があっても温かなつながりを感じてもらえます。

 

また金品をいただいた場合は、内祝いを贈る必要があり

お礼状とは別に品物として感謝を形にして届けます

お礼状はいただいてから一週間程度を目安に先に送り

内祝いは選定と準備に時間がかかるため後日改めて手配するとスムーズです

 

二つを分けて贈ることで慌ただしさを感じさせず

大人としての丁寧なマナーが伝わります。

 

 結婚式のお礼状を書く時の注意点

 お礼状は封書で送る

お礼状は正式な挨拶状として扱われるため

封書で送るのが最も丁寧な方法です。

特に結婚式という人生の大切な節目では、

相手への敬意や感謝の深さを形として伝えることが重視されます

 

封筒を開くというひと手間があるだけで

気持ちを大切に届けようとする姿勢が伝わり

大人のマナーとしても安心感があります。

 

また封書は文章量にゆとりを持って書けるため

式の様子やお礼の気持ちを丁寧に記せるのもメリットです。

さらにビジネスシーンや目上の方にも失礼がなく

フォーマルな印象を損なわずに届けられます

 

相手に合わせた文章を書く

お礼状は相手との関係性や立場に応じて

文章の内容や表現を工夫することが大切です。

 

たとえば、親族や目上の方には丁寧な言葉遣いや

具体的な感謝のエピソードを盛り込むことで誠意が伝わります

一方、友人や同僚には少しくだけた表現や

楽しかった思い出を添えると温かさが伝わります

 

また結婚式に遠方から駆けつけてくれた方には

移動の大変さをねぎらう言葉を入れるなど

相手の立場に寄り添った内容にすることがポイントです。

文章の長さや構成も相手に合わせるとより心のこもったお礼状になります。

 

できるだけ自筆で書く

結婚式のお礼状はできるだけ自筆で書くことをおすすめします。

手書きには温かみがあり、印刷やコピーでは伝わらない

心のこもった印象を与えられます。

 

同じ言葉でも自分の字で丁寧に書くことで、

相手に特別な感謝の気持ちが伝わりやすくなります

また文字の大きさや書き方の工夫で自分らしさを出すこともでき、

受け取った方に親近感や誠意を感じてもらえます。

 

短い文章でも自分の手で書くことで、より温かいお礼状になります。

 

便箋と封筒は白無地のものを

結婚式のお礼状を送る際には、

便箋と封筒は白無地のものを選ぶと格式が保たれます。

華やかな柄や色付きの文具も魅力的ですが、

正式な場で使うには控えるのがマナーです

 

白無地は清潔感や誠実さを感じさせ、

相手に失礼のない印象を与えます。

また便箋は書きやすいサイズを選び、

封筒は便箋に合ったものを使うと全体のバランスが整います

 

シンプルな文具を選ぶことで文章そのものに目が向き、

感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。

特に結婚式という特別な場では、

手書きの温かみと格式ある文具の組み合わせが丁寧な印象を高めてくれます。

 

自分たちの情報を忘れずに!

お礼状を書く際には自分たちの基本情報を正確に記載することが大切です。

差出人名はフルネームで、

特に旧姓や名字の表記に間違いがないよう注意しましょう

 

住所や郵便番号も正確に書くことで、

万が一相手が返信や連絡をしたい場合にも困らずに済みます。

また日付も結婚式からあまり日が空きすぎないように、

できるだけ送付する日に近い日付を記載すると丁寧な印象になります

 

手書きの場合は、文字が読みやすく整っていることも重要です。

自分たちの情報をしっかりと伝えることで、

感謝の気持ちがより信頼感のある形で相手に届きます。

 

 【相手別】感謝を伝える結婚式のお礼状の文例集

①親族への文例

親族へのお礼状では、形式的な文章だけでなく

家族ならではの親しみや気遣いを込めることが大切です。

 

たとえば、結婚式に来てくれたことへの感謝の気持ちに加え、

当日の様子や楽しかったエピソードを軽く触れると温かみが伝わります

また、日頃の支えに対する感謝や今後の関係への思いも添えると丁寧です

 

言葉遣いは堅すぎず、でも失礼にならないように心がけ、

手書きで送ることでより真心が伝わります。

親族だからこそ自然に、自分たちらしい言葉で感謝を表現することがポイントです。

 

②主賓への文例

主賓へのお礼状では格式と敬意を大切にし、

特別なおもてなしの気持ちを言葉で伝えることが重要です。

 

結婚式にお越しいただいたことへの感謝はもちろん、

スピーチや祝辞などでいただいたお心遣いにも触れ、

当日の印象や心に残った場面を具体的に書くとより丁寧です

 

文章は堅すぎず、しかし礼を失しないように整え、

手書きで送ることで特別感が増します。

私たちの晴れの日に時間を割いてくださったことへの

感謝を心を込めて表現することがポイントです。

 

③職場の上司・先輩への文例

職場の上司や先輩へのお礼状では、

ビジネスマナーを意識しつつ感謝の気持ちを丁寧に伝えることが大切です

 

結婚式にご出席いただいたことへのお礼はもちろん、

当日の温かい励ましやアドバイス、

心遣いにも触れると印象が良くなります。

 

文章は堅すぎず、しかし敬意を欠かさないよう整え、

手書きで送ることで誠意が伝わります。

また、今後の職場での関係やご指導への感謝の言葉を添えるとより丁寧です。

 

私たちの特別な一日に時間を割いてくださったことへの

感謝を心を込めて表現することがポイントです。

 

④友人・同僚への文例

友人や同僚へのお礼状では親しみを込めつつも

式に来てくれたことへの感謝を丁寧に伝えることが大切です。

当日の笑顔や思い出に触れながら

新しい家庭を応援してくれる気持ちへのお礼も添えると温かな文面になります。

 

普段の会話に寄せすぎると軽い印象になるため

丁寧語を基本に柔らかい表現でまとめると上品です。

今後も変わらず仲良くしてほしい気持ちや

また会えることを楽しみにしているという前向きな言葉を添えると

受け取った相手の心に残るお礼状になります

 

 ⑤遠方から来てくれた人への文例

遠方から足を運んでくださった方へのお礼状では

長い移動に時間を割いてくださったことへの感謝を

最初に丁寧に伝えることが大切です。

 

天候や交通の負担に触れながら無事にお越しいただけたことへの安心も

添えると相手を気遣う優しい文面になります

また、久しぶりにお会いできた喜びや遠方にもかかわらず

祝福してくれたことへの感謝を書き添えると心のこもった印象になります

 

移動の予定調整をしてまで出席してくれた相手の思いを受け止め

新しい生活も見守っていただけるとうれしいという

前向きな言葉でまとめると気持ちが温かく伝わるお礼状になります。

 

結婚式で役割をお願いした人への文例

①受付をしてくれた人への文例

受付という当日の要となる役割を

快く引き受けてくださったことに心から感謝をお伝えする文例では、

まず忙しい準備の合間を縫って

早めに会場へ来てくださったことへの労いをしっかり示すことが大切です

 

ゲスト対応やご祝儀の管理など気を遣う場面が多い中で

滞りなく進めてくださったおかげで私たちも安心して式を迎えられたという気持ちを

率直に書くと温かい印象になります

 

またあなたが受付を担当してくれたことが

心強く大きな支えになったという言葉を添えると感謝がより伝わります。

負担の大きい役割を任せたことへのお詫びと体調を気遣うひと言を加え

今後も変わらないお付き合いをお願いする形で

締めくくると丁寧で思いやりのあるお礼状になります。

 

② 余興やスピーチをしてくれた人への文例

余興やスピーチを引き受けてくださった方へのお礼状では、

まず忙しい中で準備に時間を割いてくださったことへの

深い感謝を丁寧に伝えることが大切です

 

当日は会場の雰囲気を一気に明るくしてくれる魅力的な内容で

私たちだけでなくゲストの皆さまにも大好評だったことを具体的に書くと

心のこもったお礼になります。

 

また慣れない場でのご負担や緊張があったはずなので

その点を気遣う言葉を添えると相手への思いやりが感じられます

 

あなたのあたたかい気持ちが式の思い出をより特別なものにしてくれたという

一文を入れると感謝がより伝わり

今後のお付き合いも自然につながるお礼状になります。

 

 ③祝辞をいただいた人への文例

祝辞をいただいた方へのお礼状では、

まず格式あるお言葉を授けてくださったことへの

深い敬意と感謝を丁寧に示すことが大切です

 

当日はお心のこもった祝福のお言葉に私たちの気持ちが引き締まり

夫婦としての歩みをあらためて大切にしようと思えたことを

具体的に伝えると真摯な印象になります。

 

またご多忙の中で原稿を整えてくださったはずなので

そのご負担に触れつつ温かいお気遣いに感謝を述べると

より誠実な文面になります

 

いただいた祝辞が家族やゲストにも深く響き

式全体を格調高いものにしてくれたという一文を添えると

相手への敬意がより明確に伝わり

今後のお付き合いにも良い印象が残るお礼状になります。

 

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FAQ「結婚式 お礼状」

Q:結婚式のお礼状はいつまでに送ればいい?

A.結婚式のお礼状は、

一般的に結婚式後1週間から1か月以内に送るのが理想です

忙しさや遠方からの準備で遅れてしまう場合も、

遅くとも3か月以内には届けることがマナーです

 

遅れる場合は一言、メールや電話で

「お礼状を送るのが遅くなったこと」を伝えておくと印象が良くなります。

特に遠方から来てくれた方やお祝いをくださった方には、

早めに感謝の気持ちを伝えることが大切です。

 

Q:どんな形式(封書かハガキか)で送るべき?

A.結婚式のお礼状は基本的に封書で送るのが一般的です

封書はハガキに比べてフォーマル度が高く、

結婚という特別な場への感謝の気持ちを丁寧に伝えられます。

 

ハガキでも簡単なお礼や内祝いに添える場合は使えますが、

格式を重んじる相手や目上の方には封書が安心です

便箋と封筒は白無地を選ぶと清潔感があり、

文字も読みやすく好印象です。

形式ひとつでも印象が変わるので相手やシーンに合わせて選ぶことが大切です。

 

Q:誰にお礼状を送ればいい?参列者全員必要?

A.結婚式のお礼状は基本的に出席してくださった方

全員に送るのが望ましいですが、

親族や親しい友人、職場の方など、感謝の気持ちを伝えたい相手を

優先することも可能です

 

特に遠方から来てくれた方や

お祝いをいただいた方には必ず送るようにしましょう。

逆に欠席でお祝いもいただいていない場合は

必須ではありませんが、送るとより丁寧です

 

判断に迷ったときは、結婚式の規模や関係性を考え、

感謝の気持ちをきちんと伝えられる相手に送ることを基準にすると安心です。

 

Q:お礼状に使ってはいけない言葉やマナーはある?

A.結婚式のお礼状では、言葉遣いや表現に注意することが大切です。

特に「忌み言葉」と呼ばれる別れや不幸を連想させる言葉や、

「重ね言葉」の繰り返し表現は避けましょう

たとえば「別れる」「終わる」「重ね重ね」などは縁起が良くないとされています。

 

また、感謝の気持ちを伝える文章では、簡潔で丁寧な表現を心がけ、

馴れ馴れしい言葉や絵文字の使用も控えるのがマナーです。

封書で送る場合は便箋の向きや字の整え方にも注意し、

相手に読みやすく失礼のない印象になるように書きましょう。

 

 まとめ

結婚式のお礼状は相手に感謝をまっすぐ届けられる大切な機会です。

基本構成や相手に合わせた書き方を押さえるだけで、

迷わずに心のこもった一通が仕上がります。

 

送るタイミングや形式のマナーを踏まえれば丁寧な印象になり、

自筆で書くことでより温かみも伝わります。

文例を参考にしながら自分の言葉で気持ちを添えることが何より大切です。

 

忙しい準備の中でも少し時間をつくって書いてみると

自然と感謝の気持ちが整理され

結婚式の余韻を振り返る良い時間にもなります

このコラムがあなたのお礼状作成の背中をそっと押せたら幸いです。

 

監修者プロフィール

T・N

幸せを届けたい応援隊

記念日は「あれは、これはどうしよう…」と悩みが尽きませんよね。

このコラムで、お役に立てる情報を発信し、みなさんに届けられたらと思います!
みなさんにとっての大切な日が笑顔であふれることを願っています。