フォトウェディングの費用節約法と撮影の選び方
フォトウェディングは結婚式を行わなくても特別な思い出を写真として残せる素敵な選択です。
ただ撮影スタイルや費用をよく理解しておかないと無駄な出費が増えることもあります。
スタジオ撮影やロケーション撮影それぞれにメリットや費用の特徴があり、自分たちの希望や撮影場所に合わせて選ぶことで理想の写真を効率よく撮影できます。
この記事では費用相場や追加費用のケース、節約ポイントまで押さえ賢く計画する方法をご紹介します!
費用の基本と選べる撮影スタイル
スタジオ撮影とロケーション撮影の特徴
フォトウェディングではスタジオ撮影とロケーション撮影で雰囲気や費用が大きく変わります。
スタジオ撮影は屋内の安定した環境で、天候に左右されず短時間で多ポーズの撮影が可能です。
移動が少なく準備も簡単なので負担が少なく費用も比較的抑えやすいのが魅力です。
一方ロケーション撮影は海辺や公園などお気に入りの場所で自然光を活かした写真が撮れるのがメリットですが、移動費や申請料がかかる場合がありスタジオより費用が高めになる傾向があります。
演出の自由度は高いですが天候や季節に左右されやすい点も考慮すると安心です。
どちらを選ぶかは撮影スタイルや希望の雰囲気に合わせて決めるのがおすすめです。
費用相場と詳細内訳
撮影にかかる費用の具体例
フォトウェディングの費用は撮影代や衣装代、ヘアメイク代など複数の項目から成り立っています。
撮影代はカメラマンの料金やレタッチ費用を含み、衣装代はウェディングドレスや和装のレンタル料が中心です。
小物やアクセサリーは自分好みに追加でき、ヘアメイク代は当日の着付けやメイクを担当してもらうための費用です。
さらにスタジオ使用料やロケーション撮影時の交通費、撮影データやアルバム代も含まれることが一般的です。
これらは基本パックにまとめられている場合が多く、必要に応じてオプションで追加することもできます。
例えばドレスを2着着たい場合や撮影枚数を増やしたい場合は、オプション料金でアップグレードできることが多いです。
ロケーション撮影の費用相場と内訳
ロケーション撮影の費用相場は10〜30万円程度で、スタジオ撮影よりやや高めです。
衣装別では洋装プランが10〜15万円、和装プランが15万円前後、洋装と和装を両方着るプランは25万円前後が目安です。
ロケーション撮影ならではの費用として、撮影地の使用料やフォトグラファーの交通費、移動時間に応じた出張料がかかることがあります。
また、複数の場所で撮影する場合や遠方の場合はオプション料金が加算されやすいです。
撮影カット数も多くなるため、基本プランに含まれる写真データ数を確認しておくと予算オーバーを防げます。
こだわりの場所で自然な表情を残したい方には、少し高めでも価値のある選択です。
スタジオ撮影の費用相場と内訳
スタジオ撮影の費用相場は5〜25万円程度で衣装やプラン内容によって前後します。
基本プランにはスタジオレンタル料、撮影料、背景セット費、ライティング使用料、衣装レンタル、着付け、ヘアメイク、アクセサリーや靴などの小物一式が含まれることが一般的です。
写真データは1カット〜数カット分が標準で追加データやアルバム作成はオプション扱いとなります。
洋装プランは5〜15万円、和装プランは6〜20万円、洋装と和装を両方着るプランは8〜25万円が目安です。
カメラマン指名料や撮影時間の延長も必要に応じて加算されます。
スタジオ撮影は移動が少なく費用を抑えつつ整った環境で撮影できるため、予算重視の方に向いています。
追加費用が発生するケース
写真データやプリントの追加
撮影後に写真データやプリントの追加を希望することが多くあります。
例えば撮影カット数を増やす場合は1カットあたり1〜3万円程度が相場です。
また撮影した全データを受け取る場合は3〜5万円程度で、思い出をまとめて手元に残したい方に人気です。
焼き増しプリントは1枚5,000円程度で友人や家族へのプレゼントにも最適です。
さらにアルバム作成はページ数や装丁によって5〜15万円前後となり、こだわりのデザインにするほど費用が上がります。
台紙に写真を収める場合は3,000円程度で、基本プランに1枚無料が含まれることもあります。
オプション料金はスタジオによって異なるため撮影前に確認しておくと安心です。
衣装の追加やグレードアップ
衣装へのこだわりも追加費用につながるポイントです。
例えばウェディングドレスに加えてカラードレスを着たい場合は2着目のレンタル料がかかることがあります。
また基本プランで選べる衣装が限られていて、お気に入りの高級ドレスに変更すると3万円〜数十万円程度のアップグレード料金が必要です。
アクセサリーや小物の持ち込みもスタジオによっては無料から5万円程度かかる場合があります。
髪型チェンジやヘアアクセサリーを追加する場合もオプション料金が発生することが多いので、事前にプラン内容をチェックしておくことが大切です。
撮影日や時間帯による追加費用
撮影日や時間帯によっても追加費用が発生することがあります。
特に土日祝日は予約が集中しやすく1〜3万円程度の追加料金がかかる場合が多いです。
また桜や紅葉のシーズンなどの繁忙期も同様に高額になる傾向があります。
早朝の柔らかい光を狙った撮影や夕方のサンセット撮影も特別料金が設定されることがあるため注意が必要です。
少しでも費用を抑えたい場合は平日やオフシーズンを狙うとお得に撮影できます。
事前に撮影希望日と料金を確認しておくことが安心です。
撮影場所やロケーションの追加費用
複数のロケーションを希望する場合は追加費用が発生することがあります。
例えば基本プランに含まれない公園やガーデン、チャペル以外の場所で撮影する場合には1〜3万円程度の費用が目安です。
また入場料のかかる施設や撮影許可が必要な場所では別途手数料が必要になることもあります。
撮影会社によっては移動やセッティングの費用も加算される場合があるため、希望する場所で理想の写真が撮れるか事前に確認し、基本料金と追加料金の合計を把握しておくことが後悔しないポイントです。
費用を賢く抑えるポイント
衣装の着用数を最適化する
費用を抑えたい場合は、衣装の着用数を最適化することが大切です。
基本プランに含まれる衣装数に絞れば、追加料金を避けられ、予算内で撮影を楽しめます。
例えば、洋装一着のみであれば追加料金が発生しない場合が多く、和装よりも比較的リーズナブルです。
衣装を増やす場合は、納品データやプリントのアップグレードも考慮し、費用が膨らみやすいため注意しましょう。
また、衣装を変えずにヘアスタイルやブーケなどの小物でアレンジするだけでも雰囲気を変えられ、一着でも多彩な写真を残せます。
こだわりたいポイントと費用のバランスを見ながら、賢く選ぶことがポイントです。
平日の撮影を活用する
費用を抑えたいなら、平日の撮影を活用するのがおすすめです。
土日祝日はスタジオやロケ地の予約が集中し、割増料金が設定されることも多いため、平日を選ぶだけで数千円から場合によっては数万円の差が出ることもあります。
また、平日は撮影する人が少なく、ゆったりと撮影できるため、人気のロケーションや季節の景色も人混みを気にせず楽しめます。
さらに、スタジオによっては平日限定の特典が付くこともあり、費用を抑えつつ特別感のある写真を残すことができます。
撮影後におしゃれをしてデートを楽しむ余裕もあるので、ふたりの思い出としてもぴったりです。
撮影小物を持ち込む
フォトウェディングでは衣装だけでなく小物も写真の雰囲気を左右する大切なアイテムです。
撮影で使いたい小物を自分で用意して持ち込むとレンタル費用を節約でき、オリジナルの演出も楽しめます。
例えばお気に入りのブーケや手作りのアクセサリー、思い出の小物などを取り入れれば写真に個性が出ます。
ただしスタジオによっては持ち込み料がかかる場合もあるため事前に確認することが重要です。
持ち込み料金が不要のスタジオを選べば追加費用を気にせずこだわりの小物で撮影が楽しめます。
節約とオリジナリティの両立が叶うポイントです。
割引プランやキャンペーンを上手に利用する
費用を賢く抑えるには割引プランやキャンペーンの活用が有効です。
スタジオによっては早期予約割引や季節ごとのシーズン割引、友だち紹介キャンペーンなどが用意されており、条件に合えば数千円から数万円の節約につながります。
またブライダルフェアやフォト相談会ではその場限定の特典や割引があることも多く、気になるスタジオの最新情報をホームページでチェックしておくと良いでしょう。
利用条件や持込制限などもあるため事前確認を忘れずに行えば、費用を抑えながら希望に沿った撮影を実現できます。
スタジオ撮影を選ぶ場合のメリット
最大のメリットは費用を抑えやすく天候に左右されない点です。
ロケーション撮影では移動や交通費がかかり、雨天時には延期やキャンセル料の発生も考えられますが、スタジオなら屋内なのでその心配は不要です。
また、背景セットやライティングが整っているため追加の準備費用もほとんどかかりません。
予定通りに撮影できる安心感もあり、スケジュール調整の手間や余計な出費を避けながら理想のフォトウェディングを実現できます。
初めての撮影でも費用面と手間の両方でメリットが大きい選択肢です。
アルバム購入を控える工夫
アルバム購入はフォトウェディングの楽しみのひとつですが、サイズを小さくしたり写真データのみを受け取る方法で費用を抑えることも可能です。
撮影後のデータを使って自宅で簡単にフォトブックを作成すれば数千円で思い出を形にできます。
印刷会社やアプリを活用すると自分好みのレイアウトも自由に選べ、写真をじっくり選んで楽しむ時間も増えます。
ただし手作りには手間がかかるため忙しい場合はスタジオのアルバムを利用するのも安心です。
費用と手間、仕上がりのバランスを考えて自分に合った方法を選びましょう。
洋装プランで費用を調整
費用を抑えたい場合、洋装プランを選ぶのは有効な方法です。
一般的に和装より洋装のドレスやタキシードはリーズナブルで、特に和装と洋装の組み合わせより同じ種類の衣装を2着選ぶ方が追加費用が少なく済みます。
洋装にすることで着付けやヘアメイクの時間も短縮でき、人件費や撮影準備費用も抑えられます。
ただし、和装には独特の美しさがあり両方を着ることで思い出の幅は広がるため、費用とこだわりのバランスを考えて選ぶことが大切です。
割引サイトや特典付き予約を活用
フォトウェディングの費用を抑えるためには割引サイトや特典付き予約の活用が効果的です。
多くの予約サイトでは早期予約やシーズン限定プランに加え衣装レンタルやヘアメイクがセットになったお得なパッケージが用意されています。
こうした特典を利用することで単品で申し込むよりも大幅に費用を削減でき、人気のスタジオやロケ地でも予算内で希望を叶えやすくなります。
またポイント還元や次回利用クーポンが付く場合もあり、賢く選ぶことで費用と満足度の両方を高められます。
事前に複数のサイトを比較しておくことも大切です。
撮影と同日で食事会を行う場合の工夫
撮影と同日に家族や親しい人との食事会を行うと、移動や会場の手配をまとめられるため費用の節約につながります。
例えばロケーション撮影後に近隣のレストランや結婚式場のパーティールームを利用すれば、別日に移動する手間や交通費が不要になり時間も効率的に使えます。
また、撮影と食事会がセットになったプランを提供しているスタジオを選べば、衣装やヘアメイクの料金も含めて総額を抑えられます。
家族の都合が合う日をうまく活用することで晴れ姿をすぐに見せられ思い出もより鮮明になります。
妥協せずこだわりたいポイント
撮影カット数の確保
撮影カット数を決める際は希望のシーンや優先したいショットを整理することが大切です。
節約を意識してカット数を極端に減らすと後から「このシーンも撮っておけばよかった」と後悔することがあります。
ある程度カット数を確保しておくとベストショットに出会える可能性が高まり、結婚式用のウェルカムボードやムービーの素材としても活用できます。
必要以上に多く撮る必要はありませんが、追加費用と相談しながら優先順位をつけて計画すると満足度の高い撮影が叶います。
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フォトウエディング後に思い出を動画として残したり、ご家族へのプレゼントとして写真を動画にして贈ることも可能で、離れていても温かい思い出を共有できます。
撮影場所やロケーションの選定
撮影場所やロケーションを選ぶ際は仕上がりのイメージを大切にしましょう。
お気に入りのロケーションで撮影することで、おしゃれで個性的な写真が残せますが予算とのバランスも重要です。
スタジオ撮影は天候に左右されず安心ですが、ロケーション撮影は場所によって追加費用や移動費がかかることがあります。
理想を叶えつつ費用を抑えるためには候補をいくつか比較し撮影時期や日程にも余裕を持つことがポイントです。
後悔のないフォトウェディングのために妥協せず選びつつ予算内で計画しましょう。
まとめ
フォトウェディングの費用を考えるときは全体像を把握することが大切です。
撮影場所や衣装、カット数、オプションの選択によって費用は大きく変わるため、何にこだわりどこで節約するかをあらかじめ整理しておくことで予算オーバーを防げます。
計画的に予算を配分することで、後から追加費用に悩むことなく、衣装や撮影シーンの希望も叶えやすくなります。
こだわりたいポイントと抑えてもよい部分のメリハリをつけて、自分たちが満足できるフォトウェディングを実現しましょう。

morry
絆の物語を紡ぐストーリーテラー
「絆の物語を紡ぐストーリーテラー」として、結婚式や記念日の素晴らしい瞬間を言葉に残す活動をしています。
「幸せな一瞬が永遠の記憶に変わる瞬間」を大切にしながら、読者の皆さんの人生をより豊かにするお手伝いをしたいと考えています。
プライベートでは季節ごとの記念日を楽しみながら、日常の中に小さな幸せを見つけることが好きです。
このコラムが、あなたの大切な日を特別なものにするヒントとなれば幸いです。